蛍の遺伝子について

 平成20年7月4日付けで、上尾LCの上尾市丸山公園蛍の里ビオトープに対する貴重な投書がありました。

「丸山公園内に自然のヘイケボタルが生息しているのに、他地域(新潟)からの蛍を放虫するのはおかしいと思います。遺伝子の攪乱は今、世界中で問題となっております。
どうか天然の個体群(丸山公園の蛍)を増殖し、放虫してくださるよう切に、お願いいたします。」
(投書文一部略)





 丸山公園に生息している自然の蛍について、確認できずにおります。情報が御座いましたら是非、上尾ライオンズクラブ事務局迄ご一報くだされば幸いです
 現在当クラブのホタルは、投稿でご指摘の通り、(1)当クラブ蛍の里で自然発生したホタル、(2)丸山公園で放虫したホタルの卵をクラブメンバーが採取し孵化させて育てたホタル、(3)上尾近隣で養殖されたホタルを購入したホタル、(4)他地域で採集した自然のホタル を放虫しております。平成14年からの活動により、既に、当クラブ「蛍の里」生まれのホタルが自然発生しております。

そこで、ホタルの遺伝子について調べたところ、ゲンジボタルが東日本と西日本では大きく異なるが、ヘイケボタルの遺伝子については、いくつかの説があり、日本国内ほぼ同じであるという説と三種類位に分けられるという説があるようです。まだ他にも調べれば色々な説があるものと思われます。
 少なくとも、当クラブが他地域からの採集した自然発生のホタルは、今回調べた説に於いては、同じ遺伝子の地域となっており、ホッとしているところです。

 同じ遺伝子であるから良いのでは無く、今後も遺伝子を含め取り巻く問題に充分調査、注意し、自然保護活動、青少年育成活動当等をしていくことといたします。
また、丸山公園に自然の蛍が生息していることが確認できなかったこと、遺伝子の攪乱に関し勉強不足であったことを反省、今後の活動に活かして行くことといたします。